介護され人

障がい者の日常を短歌に詠む

     山桃実る

   一人では出かけられないのが悔しい
      山桃はもう実った頃なのに
   
   毎年夏の始まりには近くの公園の山桃が沢山実をつけます。
   亡き夫が私を車イスに乗せて木の下まで連れて行ってくれた
   思い出の公園です。今は娘が働き乍ら私の介護をしてくれて
   います。たまの休日に公園に連れて行ってとは言い難くて