介護され人

障がい者の日常を短歌に詠む

雪景色は夢景色

思わせぶりなちら雪消えて心も沈む今日の雨
子犬と戯れし夫の笑顔懐かしあの雪の日よ



目覚めたら珍しい雪景色となった年が有りました。
愛犬に雪を見せると雪の中に連れ出し子犬の頭に雪
をふりまいたりしてはしゃいでた亡夫の姿が想いだ
されます。大雪に悩ませられる方々には怒られます
が私には思い出に残るひと時なのです。

嬉しいよ今日の明るさ

寒かったよと告げる声の明るさ嬉し
両の手に買い物袋下げた娘が戻る



目薬と切手が欲しいと言うと、何もしたくないと
部屋にひきこもったのに、いつの間にか出かけて
なにやら沢山買い込み、目薬と切手も渡してくれ
ました。トイレに入ると便器も綺麗になっていて
マットも替えられていました。私もどっしりと娘
の波に付き合なくてはね。

小さくて無力な私

貧しさに泣き抑圧に苦しむ人等数多のこの地球
ウグイス餡の最中頬張るのどかな我は



いつものように拙い言葉を並べ、短歌ブログの更新をしま
したが、今日はこれ以上書き継げそうにありません。何を
綴っても恥ずかしく悲しいだけでしょう。私の様な者が毎
日法外な安楽を与えられている事が只申し訳なく感謝しか
ありません。